本日は、Aちゃんのレッスンでした。
コンスタントにレッスンをしてはいるのですが、ブログを更新することがなかなかできないでいました。
Aちゃんは、小学3年生。
前回の課題曲は、エル・クンバンチェロでした。
きっかけは、「小学校の器楽演奏を聴いて、弾いてみたい」と思ったことがきっかけです。
このエル・クンバンチェロの演奏の動画を見ておくことを宿題としたのですが、イントロ部分がとても面白かったようです。
古典音楽以外の音楽を取り入れる際、音楽講師なりたてほやほやの20年以上前であればこの楽曲を説明すること、聴かせることはとても困難でした。
しかし、現在の時代は楽器を学ぶのには恵まれている時代だと感じます。
という反面、情報過多で迷うことも多い。と、Aちゃんのお母様からは言われることがあります。
わたしの主催している子ども向け中国語のサークルのメンバー(保護者)からも同じような話を聞くことがとても多く、便利ではあるものの、正しい取捨選択をしなければかえって混乱する時代でもあるのだとも感じます。
情報氾濫の極み。汗もでますよ・・
Aちゃんのお母様からいただいた、かぼちゃです。
すごく芸術的な形だな・・というのが第一印象です。
せっかくなので、このかぼちゃの形を今日のテーマに当てはめてみようと思います。
音楽指導指導者は、抽象的な理論を比喩して個々のレベルに合わせて、短く・わかりやすい言葉でまとめることがとても重要だと考えておられていると思います。
私も、もちろんそうです。
特に子どもというのは、突拍子もない質問を突然します。
予想のつかないことであっても、素直に受け入れわかりやすい指導をしたいと常々訓練の日々です。
前回は、エル・クンバンチェロ。サンバ系でした。
古典音楽の基礎力に加えて、エル・クンバンチェロの楽曲ではコードの学習をしました。
音楽教室によっては、コードは指導しないという教室もあることでしょう。
虹橋音楽教室では、コードネームの学習は小学低学年からします。
幼い頃から、コードネームの理論を理解していた方が、より音楽を楽しめると考えるからです。
学んだコードネームを発展させる
現代音楽の特色を知る
この2点に重きを置いて、今回は子ども向けのジャズのテキストの中から選曲。
前回、5曲を提案して、その音楽の
中から、2曲選択するよう話をすると、この2曲を選びました。
1、ジャズモービル
2、ゆかいなラグタイム
今回は、2週間ほどフィリンピンに短期英語学習のため
に日本を離れていたので、練習がなかなかできなかったとのこと。
レッスン時に、3分だけ練習時間を与えて集中的に練習。
今回は、左手の練習を重点的に練習。
一見短く、簡単そうに見える、この楽曲は要所要所に難しさが見え隠れします。
変則的に、シャープ・フラット・ナチュラルが次々に登場。
「どのように、指導したら良いのか。。」
ということは、悩んではいません。
臨時記号にできるだけ早く慣れるために、C、G、F、D、Eの和音を中心にイヤートレーニングを重ねてきました。
特に、音抜き聴音も行うなど。。聞こえない音を聴くトレーニングもしていました。
そう聞くと、難しいと思われるかもしれませんが、子どもにとっては楽しいように見受けられます。
ちなみに他の選曲候補はこちら
小学低学年は、ハ長調の音楽を弾くことが非常に多いです。
ハ長調が、基本になるのでとても重要なことなのですが・・・ ただ、臨時記号の登場により「難しい」と感じてピアノ学習をやめてしまう子どもも、多いのではないかと思われます。
臨時記号の登場による、変則性を楽しむのか?
臨時記号の登場による、変則性が難しい、楽しめない!
と思えるかが、続けられるかどうかの分かれ目です。
次回はもう少し詳しく、臨時記号を指導して ”変化”を楽しめるよう指導したいなと思っています。
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