楽しくてしかたないようです。
レッスンが始まるとすぐに、人形の夢と目覚めの演奏を始めるAちゃん。しかし。演奏を初めて間もなくすると、
「少しわからないところがある」
と話し始めました。
わからないところを、左手から練習。
始めの8小節は、ト音記号からはじまります。しかし、9小節目から16小節目まではヘ音記号から始まることもあって、戸惑いを隠せないようでした。
ここでは、改めて2つのことを確認しました。
1、ト音記号か、ヘ音記号かを確認すること
2、音域が最大7度の幅の和音を弾く時に、指が届くかどうか?
この2点が、戸惑いの原因なのではないか?と察知。
1、については、理解しやすいようにト音記号の部分の演奏の時は、どの和音が多いか?ヘ音記号の演奏の時は、どの和音が多いか?ということを、いっしょに考えました。
その結果、ト音記号はドミソの分散和音。
ヘ音記号は、ソシレの分散和音が中心に曲が構成されていることを念頭に置いて繰り返し練習。
つぎは、右手の旋律の練習
1、リズムパターンを手拍子
2、旋律を音名で視唱
3、ピアノ実技
という手順で、練習。
家での練習をしていたので、Aちゃんが想像しているより簡単だったようです。少しばかり深刻に考えていたのかもしれません。
どうやら、習ったことはAちゃん一人が理解していれば良いという考えではなく。お母さんとシェアしたいらしいのです。お母さんに、説明できるようになりたいのかもしれません。
「次回は、両手でやってみようね!」
ワクワク・音階カード
画像は、色違いのカードにしか見えない!という点が、ポイントの手製教材。名付けて、スケールカード。
黄色は、メジャースケール。
ピンクは、マイナースケール。
五線紙で表記されているものを、楽しげなカードに置き換えてみました。
将来、音楽の道に進むなら悠長なことは言っていられませんが、Aちゃんのようの教養の1つとしてのピアノ学習ならば、音楽理論などは楽しく理解できれば良いと考えております。
早速弾いてみます・・・
Gmajr スケール
♪ソラシドレミ(♯)ファソ
上行下行共に、正しい指づかいができていました。上出来!
A minor スケール
♪ラシドレミファ(♯)ソラ
初めてだったので、1回は間違えてしまいましたが、2回目は
上行下行共に、正しい指づかいができていました。上出来!
Aマイナースケールは、弾き終えた後にどのように感じたのか?を質問してみました。すると、
「暗い」
と、一言。正解です。
本日、この点が理解できなら、◎。次回から、少しずつ調合を増やしてゆきたいと考えております。
楽しかったかどうか?が大切だと思い、Aちゃんに聞いてみると「楽しかった」とのこと。良かった、良かった。ここjは、素直に喜んでおきたいところ。
Aちゃんの状況レポート
スケールについて
メジャースケール(黄色)は、CメジャースケールとGメジャースケール。
*この2つのスケールを上行・下行と弾けること。
*ハ長調・ト長調と、日本語で名前が言える。
それが、最近理解できるようになったことですね。
(今日知ったこと)
マイナースケール(ピンク)は、本日学習したAマイナースケール
*始まる音が、ラ(A)であること。
*響きが暗いこと。
半音階ブロック
#は、名前も意味も理解できているAちゃん。しかし、♭(フラット)は・・少しばかり苦戦中。
そのため、久しぶりに”半音階ブロック”を登場させることにしたのです。
画像のように、正しく並べること。
ピアノの鍵盤のように、半音ブロックを全音ブロックの間に正しく並べること。これができるよう、現在チャレンジを繰り返しています。
幸い!?「強制的に勉強させられている」という気持ちはなさそう。
がんばって作った甲斐がありますね〜
違う音のブロックに見える、2つの音階ブロック。
実は、この2つの音を弾く場所(鍵盤)は同じ位置であるということを、いずれ知ることになることでしょう。しかし、この理論を理解することは・・難しいです。
どうしても覚えなければならないことではないのかもしれません。しかし、スケールを知ることjは。。。
「この響きが心地良い」
「なぜ、この音楽が好きなのだろう?」
今後、そういった疑問を抱いた時にスケールや、コードの理論が理解できている小さな積み重ねが、壮大な音楽理論をざっくりとではなく、理解度が深まりやすいと思うのです。
知らなかったことが、わかるようになる
という、タカラモノをAちゃんの両手でつかんでほしい。
いずれ知ることになることでしょうが、今はまだ ”並べてあそぶ半音階ブロック”として、あそぶだけにしておきましょう。そうしましょう。
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