はじめに
前回のブログでは、AI時代にこそ大切な「本当の音」を見つけるための、当教室のユニークなコンセプト「音楽の図書館」についてお話ししました。今回は、このコンセプトを支える当教室の役割と、当教室が目指す「心の成長」について、さらに深くお伝えします。
「案内人」と「辞書」という役割
かおり先生は、この「音楽の図書館」の案内人です。子どもたちの好奇心にそっと寄り添い、音の世界の楽しみ方を一緒に探します。答えを教えるのではなく、子どもたちが自ら「音の旅」を楽しめるよう、道を示すのが私の役割です。
そして、リョウ先生は、音楽の辞書です。子どもたちが「この音について、もっと知りたい」と自ら探求を始めたとき、いつでも正確で信頼できる知識を提供します。無理に覚えさせるのではなく、知りたいと思ったときに、いつでも引ける「辞書」として、子どもの学びを深めます。
かおり先生は、この「案内人」としての役割を深く探求するため、2025年8月に大学院で心理学を学んだ経験があります。そこで出会ったのが、心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した「個性化のプロセス」です。これは、社会的な役割や期待から離れて、「本当の自分」を探求し、唯一無二の自己を確立していく心の旅を指します。
国内では、文部省が提唱している個別最適化とも合致します。
音楽の世界も同じです。AIが模倣できる「模範的な演奏」を目指すのではなく、子ども一人ひとりの内面から湧き上がる感情や感性を大切にし、それを「自分だけの音」として表現すること。それが、音楽を通じた個性化のプロセスです。
幸福な時間を作り出す
当教室は、AI時代にこそ価値を発揮する、音楽を通して幸福な時間を作り出す場所です。
ありがたいことに、教室の理念に共感してくださる方が増え、新たに2名の生徒さんが入会されました。現在はまだレッスン枠に若干の空きがございますので、もし「AIにはできない、自分だけの音楽を見つけたい」「発表会や技術習得のプレッシャーから解放されたい」と感じている方がいましたら、ぜひ一度、当教室の「音楽の図書館」を訪ねてみませんか?
これからも、あなたの「本当の音」を見つける旅の案内人として、心からお待ちしています。