スマホが世の中に登場してほぼ20年ですが、2026年4月にとうとう初めてスマホを買いました。中古の型落ちですが。
なぜ今までスマホを買ったことが無かったのかと言いますと、
「必要だと思ったことが無かった」
というのが答えですが、もっと正確にいうとそのことについて深く考える出来事があったからなのです。
かつてボストンの大学に行くことになった時、初めてiPhoneを買おうと思っていました。
忘れもしない、2012年の春、iPhone4sというのを買おうと思い、成田空港で青いiPhone4s用のケースまで買っていたのを昨日のことのように覚えています。
そしていざ、ボストンのApple Storeへ。
するとAppleの店員がにこやかに爽やかに話しかけてきたので、iPhoneを買いたいと告げたのでした。
この時の会話が元で、私はそれから14年もの間スマホを買うことがとうとう無かったのです。
iPhoneを買いたいと言った私に対してその店員は
「なんでiPhoneなの?」
と、私に訊いてきたのです。
そして私はその質問に答えることができなかった。
なんだか当然のことだと思っていたのですよ。スマホを買う、iPhoneを買うってとても普通のことじゃあないですか。
売る側のAppleのスタッフがそんな質問をして来る事にもとても驚きました。
もちろん意地悪でそんな質問をしているのではなく、純粋に自分達のプロダクツに自信があって愛情があって、ゆえになぜそれを欲するのか知りたかったのだと思います。
あまりに驚いてどうやって退店したか覚えていませんが店員の顔はよく覚えています。そして深く考えました。
「よく考えると要らないよね?」
空港で買ったスマホのケースは捨てました。
そしてなぜ今頃になって初めてスマホを買ったのか。
スマホを持っていないというのは今どきのミュージシャンとして致命的だいう指摘を友人に頂いたからです。
そうかそういうものなのか。と、そのとき初めて思いました。
スマホも持たない、悠々自適なそんな生活態度が許されるミュージシャンなど、坂本龍一レベルでないとあり得ないとまで言われてしまいました。
それならばスマホを買う理由ができたなあ。じゃあ買いましょうということで買ってきたというわけです。


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